心を引き締めて、耐え忍べ。

シラ21-11 心を引き締めて、耐え忍べ。 シラ書 2・1子よ、主に仕えるつもりなら、 自らを試練に向けて備えよ。 2心を引き締めて、耐え忍べ。 災難のときにも、取り乱すな。 3主に寄りすがり、決して離れるな。 そうすれば、豊かな晩年を送ることになる。 4身にふりかかる艱難は、すべて甘受せよ。 たとえ屈辱を受けても、我慢せよ。 5金は火で精錬され、 人は屈辱のかまどで陶冶され、神に受け入れられる。 〔病気のときも貧しいときも、主に依り頼め。〕 6主を信頼せよ。そうすれば必ず助けてくださる。 お前の歩む道を一筋にして、主に望みを置け。 7主を畏れる人たちよ、主の憐れみを待ち望め。 わき見をしてはならない。さもないと、道を踏み外す。 8主を畏れる人たちよ、主を信頼せよ。 そうすれば必ず報われる。 9主を畏れる人たちよ、主が賜るすばらしいこと、 すなわち、永遠の喜びと憐れみを待ち望め。 〔主は喜びに満ちた永遠の賜物を報酬として与えてくださる。〕 10昔の人々のことを顧みて、よく考えてみよ。 主を信頼して、欺かれた者があったか。 主を敬い続けて、見捨てられた者があったか。 主を呼び求めて、無視された者があったか。 11主は、慈しみ深く、憐れみ深い方、 わたしたちの罪を赦し、苦難のときに助けてくださる。 答唱詩編 詩編37・3、17b+18b 喜びに心をはずませ、救いの泉から水をくむ。 詩編 37・3神により頼み、よいわざに励み、 約束の地を住まいとし、真実をかてとせよ。 17b神に従う人は神に支えられる。 18b彼らのゆずりはいつまでも続く。 福音朗読 マルコ9・30-37 アレルヤ、アレルヤ。わたしには主の十字架のほかに誇るものはない。世はわたしにとって、わたしも世にとって十字架に付けられている。アレルヤ、アレルヤ。 マルコによる福音 そのとき、イエスと弟子たちは9・30そこを去って、ガリラヤを通って行った。しかし、イエスは人に気づかれるのを好まれなかった。31それは弟子たちに、「人の子は、人々の手に引き渡され、殺される。殺されて三日の後に復活する」と言っておられたからである。32弟子たちはこの言葉が分からなかったが、怖くて尋ねられなかった。 33一行はカファルナウムに来た。家に着いてから、イエスは弟子たちに、「途中で何を議論していたのか」とお尋ねになった。34彼らは黙っていた。途中でだれがいちばん偉いかと議論し合っていたからである。35イエスが座り、十二人を呼び寄せて言われた。「いちばん先になりたい者は、すべての人の後になり、すべての人に仕える者になりなさい。」36そして、一人の子供の手を取って彼らの真ん中に立たせ、抱き上げて言われた。37「わたしの名のためにこのような子供の一人を受け入れる者は、わたしを受け入れるのである。わたしを受け入れる者は、わたしではなくて、わたしをお遣わしになった方を受け入れるのである。」

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