和解の献げ物から脂肪が取り分けられるように…

シラ書47・2-11 和解の献げ物から脂肪が取り分けられるように… シラ書 47・2和解の献げ物から脂肪が取り分けられるように、ダビデもイスラエルの子らから選び分けられた。3彼は子山羊と戯れるように、獅子と戯れ、小羊と戯れるように、熊と戯れた。4彼は若いとき、巨人を打ち倒して民の恥を取り除き、石投げを持った手を上げて、ゴリアトの高慢を粉砕したのではなかったか。5彼はいと高き主に祈り求めて、その右手に力を与えられ、あの力ある戦士を倒し、自分の民の勢力を高めることができたのだ。6こうして、数万の敵を倒したと言って人々は彼を称賛し、主を賛美しつつ彼をほめたたえ、栄光の冠を彼に与えた。7彼は取り囲む敵を打ち滅ぼし、刃向かうペリシテ人を完膚なきまでに倒した。彼らの勢力は今日まで衰えたままである。8彼はいかなる業をなしたときも、聖なるいと高き方を栄えある言葉で称賛し、心を尽くして賛美の歌をうたい、自分の創造主を愛した。9彼は祭壇の前に歌い手たちを立たせ、美しい声で歌をうたわせた。こうして彼らは毎日賛美の歌をうたうことになった。10彼は祭りを荘厳なものにし、祭りの手順を完璧に整え、人々に主の聖なる御名をたたえさせて、暁とともに美しい声を聖所に響かせた。11主は彼のもろもろの罪を赦し、その勢力を永遠に続くものとして高め、彼に王国の契約とイスラエルにおける栄光の座を与えられた。 答唱詩編詩編18・29+31、47+50 神はわたしを救われる。そのいつくしみをたたえよう。 詩編18 18・29神は輝くともしび、 わたしのやみを照らすかた。 31神の道は清く、そのことばには偽りがない。 神は身を寄せるすべての人の盾。 47わたしを支える岩、 わたしを救われる神に栄光と賛美。 50神よ、諸国の民の中であなたをたたえ、 わたしはあなたの名を喜びうたう。 福音朗読マルコ6・14-29 アレルヤ、アレルヤ。よい心で神のことばを保ち、忍耐を持って実を結ぶ人は幸い。アレルヤ、アレルヤ。 マルコによる福音 そのとき、6・14イエスの名が知れ渡ったので、ヘロデ王の耳にも入った。人々は言っていた。「洗礼者ヨハネが死者の中から生き返ったのだ。だから、奇跡を行う力が彼に働いている。」15そのほかにも、「彼はエリヤだ」と言う人もいれば、「昔の預言者のような預言者だ」と言う人もいた。16ところが、ヘロデはこれを聞いて、「わたしが首をはねたあのヨハネが、生き返ったのだ」と言った。17実は、ヘロデは、自分の兄弟フィリポの妻ヘロディアと結婚しており、そのことで人をやってヨハネを捕らえさせ、牢につないでいた。18ヨハネが、「自分の兄弟の妻と結婚することは、律法で許されていない」とヘロデに言ったからである。19そこで、ヘロディアはヨハネを恨み、彼を殺そうと思っていたが、できないでいた。20なぜなら、ヘロデが、ヨハネは正しい聖なる人であることを知って、彼を恐れ、保護し、また、その教えを聞いて非常に当惑しながらも、なお喜んで耳を傾けていたからである。21ところが、良い機会が訪れた。ヘロデが、自分の誕生日の祝いに高官や将校、ガリラヤの有力者などを招いて宴会を催すと、22ヘロディアの娘が入って来て踊りをおどり、ヘロデとその客を喜ばせた。そこで、王は少女に、「欲しいものがあれば何でも言いなさい。お前にやろう」と言い、23更に、「お前が願うなら、この国の半分でもやろう」と固く誓ったのである。24少女が座を外して、母親に、「何を願いましょうか」と言うと、母親は、「洗礼者ヨハネの首を」と言った。25早速、少女は大急ぎで王のところに行き、「今すぐに洗礼者ヨハネの首を盆に載せて、いただきとうございます」と願った。26王は非常に心を痛めたが、誓ったことではあるし、また客の手前、少女の願いを退けたくなかった。27そこで、王は衛兵を遣わし、ヨハネの首を持って来るようにと命じた。衛兵は出て行き、牢の中でヨハネの首をはね、28盆に載せて持って来て少女に渡し、少女はそれを母親に渡した。29ヨハネの弟子たちはこのことを聞き、やって来て、遺体を引き取り、墓に納めた。

わたしは、キリストと共に十字架につけられています。

ガラテヤ2・19-20 わたしは、キリストと共に十字架につけられています。 使徒パウロのガラテヤの教会への手紙 皆さん、2・19わたしは神に対して生きるために、律法に対しては律法によって死んだのです。わたしは、キリストと共に十字架につけられています。20生きているのは、もはやわたしではありません。キリストがわたしの内に生きておられるのです。わたしが今、肉において生きているのは、わたしを愛し、わたしのために身を献げられた神の子に対する信仰によるものです。 答唱詩編詩編126・1+2、6+3 主とともに働くわれらは、主とともにその実りを味わう。 詩編126 126・1神が捕われびとをシオンにもどされたとき、 わたしたちは夢を見ている思いがした。 2わたしたちの顔がほほえみ、 口には喜びの歌が浮かんだ。 6種を手に涙を流して出て行く人は、 束をかかえ、喜びにあふれて帰ってくる。 3神はわたしたちに偉大なわざを行われ、 わたしたちは喜びにあふれた。 福音朗読マタイ28・16-20 アレルヤ、アレルヤ。全世界に行き、すべての人をわたしの弟子にしなさい。わたしは世の終わりまでいつもあなたがたとともにいる。アレルヤ、アレルヤ。 マタイによる福音 そのとき、28・16十一人の弟子たちはガリラヤに行き、イエスが指示しておかれた山に登った。17そして、イエスに会い、ひれ伏した。しかし、疑う者もいた。18イエスは、近寄って来て言われた。「わたしは天と地の一切の権能を授かっている。19だから、あなたがたは行って、すべての民をわたしの弟子にしなさい。彼らに父と子と聖霊の名によって洗礼を授け、20あなたがたに命じておいたことをすべて守るように教えなさい。わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる。」

わたしは重い罪を犯しました。主よ、どうか僕の悪をお見逃しください。大変愚かなことをしました。

サムエル下24・2、9-17 わたしは重い罪を犯しました。主よ、どうか僕の悪をお見逃しください。大変愚かなことをしました。 サムエル記 その日、24-2王は直属の軍の司令官ヨアブに命じた。「ダンからベエル・シェバに及ぶイスラエルの全部族の間を巡って民の数を調べよ。民の数を知りたい。」 9ヨアブは調べた民の数を王に報告した。剣を取りうる戦士はイスラエルに八十万、ユダに五十万であった。 10民を数えたことはダビデの心に呵責となった。ダビデは主に言った。「わたしは重い罪を犯しました。主よ、どうか僕の悪をお見逃しください。大変愚かなことをしました。」11ダビデが朝起きると、神の言葉がダビデの預言者であり先見者であるガドに臨んでいた。12「行ってダビデに告げよ。主はこう言われる。『わたしはあなたに三つの事を示す。その一つを選ぶがよい。わたしはそれを実行する』と。」 13ガドはダビデのもとに来て告げた。「七年間の飢饉があなたの国を襲うことか、あなたが三か月間敵に追われて逃げることか、三日間あなたの国に疫病が起こることか。よく考えて、わたしを遣わされた方にどうお答えすべきか、決めてください。」14ダビデはガドに言った。「大変な苦しみだ。主の御手にかかって倒れよう。主の慈悲は大きい。人間の手にはかかりたくない。」 15主は、その朝から定められた日数の間、イスラエルに疫病をもたらされた。ダンからベエル・シェバまでの民のうち七万人が死んだ。16御使いはその手をエルサレムに伸ばして、これを滅ぼそうとしたが、主はこの災いを思い返され、民を滅ぼそうとする御使いに言われた。「もう十分だ。その手を下ろせ。」主の御使いはエブス人アラウナの麦打ち場の傍らにいた。17ダビデは、御使いが民を打つのを見て、主に言った。「御覧ください、罪を犯したのはわたしです。わたしが悪かったのです。この羊の群れが何をしたのでしょうか。どうか御手がわたしとわたしの父の家に下りますように。」 答唱詩編詩編32・5abef、7 主は豊かなあがないに満ち、いつくしみ深い。 詩編32 32・5わたしは罪をあなたに表し、 わたしのとがを隠さずに言う。 あなたはわたしの罪をゆるし、 わたしのとがを清めてくださる。 7あなたはわたしの隠れ場、 苦しみからわたしを助け出し、 救いの喜びで おおってくださる。 福音朗読マルコ6・1-6 アレルヤ、アレルヤ。羊はわたしの声を聞き分け、わたしもその羊を知り、羊はわたしに従う。アレルヤ、アレルヤ。 マルコによる福音 そのとき、6・1イエスはそこを去って故郷にお帰りになったが、弟子たちも従った。2安息日になったので、イエスは会堂で教え始められた。多くの人々はそれを聞いて、驚いて言った。「この人は、このようなことをどこから得たのだろう。この人が授かった知恵と、その手で行われるこのような奇跡はいったい何か。3この人は、大工ではないか。マリアの息子で、ヤコブ、ヨセ、ユダ、シモンの兄弟ではないか。姉妹たちは、ここで我々と一緒に住んでいるではないか。」このように、人々はイエスにつまずいた。4イエスは、「預言者が敬われないのは、自分の故郷、親戚や家族の間だけである」と言われた。5そこでは、ごくわずかの病人に手を置いていやされただけで、そのほかは何も奇跡を行うことがおできにならなかった。6そして、人々の不信仰に驚かれた。 それから、イエスは付近の村を巡り歩いてお教えになった。

主君、王の敵、あなたに危害を与えようと逆らって立った者はことごとく、あの若者のようになりますように。

サムエル下18・9-10、14b、24-25a、30-19・3 主君、王の敵、あなたに危害を与えようと逆らって立った者はことごとく、あの若者のようになりますように。 サムエル記 その日、18・9アブサロムがダビデの家臣に出会ったとき、彼はらばに乗っていたが、らばが樫の大木のからまりあった枝の下を通ったので、頭がその木にひっかかり、彼は天と地の間に宙づりになった。乗っていたらばはそのまま走り過ぎてしまった。10兵の一人がこれを見て、ヨアブに知らせた。「アブサロムが樫の木に宙づりになっているのを見ました。」 14bヨアブは棒を三本手に取り、アブサロムの心臓に突き刺した。 24ダビデは二つの城門の間に座っていた。城壁に沿った城門の屋根には、見張りが上って目を上げ、男がただ一人走って来るのを見た。25見張りは王に呼びかけて知らせた。 30王が、「脇に寄って、立っていなさい」と命じたので、アヒマアツは脇に寄り、そこに立った。 31そこへクシュ人が到着した。彼は言った。「主君、王よ、良い知らせをお聞きください。主は、今日あなたに逆らって立った者どもの手からあなたを救ってくださいました。」32王はクシュ人に、「若者アブサロムは無事か」と尋ねた。クシュ人は答えた。「主君、王の敵、あなたに危害を与えようと逆らって立った者はことごとく、あの若者のようになりますように。」 19・1ダビデは身を震わせ、城門の上の部屋に上って泣いた。彼は上りながらこう言った。「わたしの息子アブサロムよ、わたしの息子よ。わたしの息子アブサロムよ、わたしがお前に代わって死ねばよかった。アブサロム、わたしの息子よ、わたしの息子よ。」 2王がアブサロムを悼んで泣いているとの知らせがヨアブに届いた。3その日兵士たちは、王が息子を思って悲しんでいることを知った。すべての兵士にとって、その日の勝利は喪に変わった。 答唱詩編詩編86・5+6、15+16 すべての人の救いを願い、わたしはあなたを待ち望む。 詩編86 86・5神よ、あなたは恵み深く、心の広いかた、 あなたに助けを求める人にいつくしみを注がれる。 6神よ、わたしの祈りを聞き、 願いの声に耳を傾けてください。 15神よ、あなたはあわれみに満ち、恵み深いかた。 怒るに遅く、いつくしみとまことにあふれておられる。 16あなたのしもべに力を授け、 あなたに仕える者を救ってください。 福音朗読マルコ5・21-43 アレルヤ、アレルヤ。主はわたしたちの病を身に負い、わたしたちの苦しみをになってくださる。アレルヤ、アレルヤ。 マルコによる福音 そのとき、5・21イエスが舟に乗って再び向こう岸に渡られると、大勢の群衆がそばに集まって来た。イエスは湖のほとりにおられた。22会堂長の一人でヤイロという名の人が来て、イエスを見ると足もとにひれ伏して、23しきりに願った。「わたしの幼い娘が死にそうです。どうか、おいでになって手を置いてやってください。そうすれば、娘は助かり、生きるでしょう。」24そこで、イエスはヤイロと一緒に出かけて行かれた。 大勢の群衆も、イエスに従い、押し迫って来た。25さて、ここに十二年間も出血の止まらない女がいた。26多くの医者にかかって、ひどく苦しめられ、全財産を使い果たしても何の役にも立たず、ますます悪くなるだけであった。27イエスのことを聞いて、群衆の中に紛れ込み、後ろからイエスの服に触れた。28「この方の服にでも触れればいやしていただける」と思ったからである。29すると、すぐ出血が全く止まって病気がいやされたことを体に感じた。30イエスは、自分の内から力が出て行ったことに気づいて、群衆の中で振り返り、「わたしの服に触れたのはだれか」と言われた。31そこで、弟子たちは言った。「群衆があなたに押し迫っているのがお分かりでしょう。それなのに、『だれがわたしに触れたのか』とおっしゃるのですか。」32しかし、イエスは、触れた者を見つけようと、辺りを見回しておられた。33女は自分の身に起こったことを知って恐ろしくなり、震えながら進み出てひれ伏し、すべてをありのまま話した。34イエスは言われた。「娘よ、あなたの信仰があなたを救った。安心して行きなさい。もうその病気にかからず、元気に暮らしなさい。」 35イエスがまだ話しておられるときに、会堂長の家から人々が来て言った。「お嬢さんは亡くなりました。もう、先生を煩わすには及ばないでしょう。」36イエスはその話をそばで聞いて、「恐れることはない。ただ信じなさい」と会堂長に言われた。37そして、ペトロ、ヤコブ、またヤコブの兄弟ヨハネのほかは、だれもついて来ることをお許しにならなかった。38一行は会堂長の家に着いた。イエスは人々が大声で泣きわめいて騒いでいるのを見て、39家の中に入り、人々に言われた。「なぜ、泣き騒ぐのか。子供は死んだのではない。眠っているのだ。」40人々はイエスをあざ笑った。しかし、イエスは皆を外に出し、子供の両親と三人の弟子だけを連れて、子供のいる所へ入って行かれた。41そして、子供の手を取って、「タリタ、クム」と言われた。これは、「少女よ、わたしはあなたに言う。起きなさい」という意味である。42少女はすぐに起き上がって、歩きだした。もう十二歳になっていたからである。それを見るや、人々は驚きのあまり我を忘れた。43イエスはこのことをだれにも知らせないようにと厳しく命じ、また、食べ物を少女に与えるようにと言われた。

わたしは使者を送る。彼はわが前に道を備える。

マラキ3・1-4 わたしは使者を送る。彼はわが前に道を備える。 マラキの預言 万軍の主は言われる。 3・1見よ、わたしは使者を送る。 彼はわが前に道を備える。 あなたたちが待望している主は 突如、その聖所に来られる。 あなたたちが喜びとしている契約の使者 見よ、彼が来る。 2だが、彼の来る日に誰が身を支えうるか。 彼の現れるとき、誰が耐えうるか。 彼は精錬する者の火、洗う者の灰汁のようだ。 3彼は精錬する者、銀を清める者として座し レビの子らを清め 金や銀のように彼らの汚れを除く。 彼らが主に献げ物を 正しくささげる者となるためである。 4そのとき、ユダとエルサレムの献げ物は 遠い昔の日々に 過ぎ去った年月にそうであったように 主にとって好ましいものとなる。 またはヘブライ2・14-18 イエスはアブラハムの子孫を助けられる。 ヘブライ人への手紙 人は2・14血と肉を備えているので、イエスもまた同様に、これらのものを備えられました。それは、死をつかさどる者、つまり悪魔を御自分の死によって滅ぼし、15死の恐怖のために一生涯、奴隷の状態にあった者たちを解放なさるためでした。16確かに、イエスは天使たちを助けず、アブラハムの子孫を助けられるのです。17それで、イエスは、神の御前において憐れみ深い、忠実な大祭司となって、民の罪を償うために、すべての点で兄弟たちと同じようにならねばならなかったのです。18事実、御自身、試練を受けて苦しまれたからこそ、試練を受けている人たちを助けることがおできになるのです。 答唱詩編詩編24・3+4、5+6、8+10 門よ、とびらを開け、永遠の戸よ、上がれ。栄光の王が入る。 詩編24 24・3だれが神の山に登れよう。 だれが聖所に立てよう。 4それは手に汚れなく、心の清いひと、 むなしいことに心を向けず、いつわりを口にしないひと。 5その人は神に祝福され、 救いの恵みを受ける。 6彼はヤコブの一族、 神を求め、その顔を慕う。 8栄光の王とはだれか。 勝利を得られる力ある神。 10栄光の王とはだれか。 すべてを治める神、神は栄光の王。 福音朗読ルカ2・22-40 アレルヤ、アレルヤ。異邦人を照らす光、あなたの民イスラエルの光栄。アレルヤ、アレルヤ。 ルカによる福音 2・22モーセの律法に定められた彼らの清めの期間が過ぎたとき、両親はその子を主に献げるため、エルサレムに連れて行った。23それは主の律法に、「初めて生まれる男子は皆、主のために聖別される」と書いてあるからである。24また、主の律法に言われているとおりに、山鳩一つがいか、家鳩の雛二羽をいけにえとして献げるためであった。 25そのとき、エルサレムにシメオンという人がいた。この人は正しい人で信仰があつく、イスラエルの慰められるのを待ち望み、聖霊が彼にとどまっていた。26そして、主が遣わすメシアに会うまでは決して死なない、とのお告げを聖霊から受けていた。27シメオンが〝霊〟に導かれて神殿の境内に入って来たとき、両親は、幼子のために律法の規定どおりにいけにえを献げようとして、イエスを連れて来た。28シメオンは幼子を腕に抱き、神をたたえて言った。 29「主よ、今こそあなたは、お言葉どおり この僕を安らかに去らせてくださいます。 30わたしはこの目であなたの救いを見たからです。 31これは万民のために整えてくださった救いで、 32異邦人を照らす啓示の光、 あなたの民イスラエルの誉れです。」 33父と母は、幼子についてこのように言われたことに驚いていた。34シメオンは彼らを祝福し、母親のマリアに言った。「御覧なさい。この子は、イスラエルの多くの人を倒したり立ち上がらせたりするためにと定められ、また、反対を受けるしるしとして定められています。35――あなた自身も剣で心を刺し貫かれます――多くの人の心にある思いがあらわにされるためです。」 36また、アシェル族のファヌエルの娘で、アンナという女預言者がいた。非常に年をとっていて、若いとき嫁いでから七年間夫と共に暮らしたが、37夫に死に別れ、八十四歳になっていた。彼女は神殿を離れず、断食したり祈ったりして、夜も昼も神に仕えていたが、38そのとき、近づいて来て神を賛美し、エルサレムの救いを待ち望んでいる人々皆に幼子のことを話した。 39親子は主の律法で定められたことをみな終えたので、自分たちの町であるガリラヤのナザレに帰った。40幼子はたくましく育ち、知恵に満ち、神の恵みに包まれていた。

わたしはお前の中に、苦しめられ、卑しめられた民を残す。

ゼファニヤ2・3、3・12-13 わたしはお前の中に、苦しめられ、卑しめられた民を残す。 ゼファニヤの預言 2・3主を求めよ。 主の裁きを行い、苦しみに耐えてきた この地のすべての人々よ 恵みの業を求めよ、苦しみに耐えることを求めよ。 主の怒りの日に あるいは、身を守られるであろう。 3・12わたしはお前の中に 苦しめられ、卑しめられた民を残す。 彼らは主の名を避け所とする。 13イスラエルの残りの者は 不正を行わず、偽りを語らない。 その口に、欺く舌は見いだされない。 彼らは養われて憩い 彼らを脅かす者はない。 答唱詩編 詩編146・1+2+10a、6c+7、8ac+9bc いのちあるすべてのものは、神をたたえよ。 詩編146 146・1心を尽くして神をたたえよ。 いのちのある限り神をたたえよ。 2わたしは生涯神をほめうたう。 10a神はとこしえに治められる。 6c神はとこしえにまことをしめし、 貧しい人のためにさばきをおこない、 7飢えかわく人にかてをめぐみ、 捕らわれびとを解放される。 8ac神は見えない人の目をひらき、 従う人をあいされる。 9bc身寄りのない子どもとやもめをささえ、 逆らう者の企てを砕かれる。 第二朗読 ①コリント1・26-31 神は世の無力な者を選ばれた。 使徒パウロのコリントの教会への手紙 1・26兄弟たち、あなたがたが召されたときのことを、思い起こしてみなさい。人間的に見て知恵のある者が多かったわけではなく、能力のある者や、家柄のよい者が多かったわけでもありません。27ところが、神は知恵ある者に恥をかかせるため、世の無学な者を選び、力ある者に恥をかかせるため、世の無力な者を選ばれました。28また、神は地位のある者を無力な者とするため、世の無に等しい者、身分の卑しい者や見下げられている者を選ばれたのです。29それは、だれ一人、神の前で誇ることがないようにするためです。30神によってあなたがたはキリスト・イエスに結ばれ、このキリストは、わたしたちにとって神の知恵となり、義と聖と贖いとなられたのです。31「誇る者は主を誇れ」と書いてあるとおりになるためです。 福音朗読 マタイ5・1-12a アレルヤ、アレルヤ。喜びおどれ、天においてあなたがたの報いは大きい。アレルヤ、アレルヤ。 マタイによる福音 そのとき、5・1イエスは群衆を見て、山に登られた。腰を下ろされると、弟子たちが近くに寄って来た。2そこで、イエスは口を開き、教えられた。 3「心の貧しい人々は、幸いである、天の国はその人たちのものである。 4悲しむ人々は、幸いである、その人たちは慰められる。 5柔和な人々は、幸いである、その人たちは地を受け継ぐ。 6義に飢え渇く人々は、幸いである、その人たちは満たされる。 7憐れみ深い人々は、幸いである、その人たちは憐れみを受ける。 8心の清い人々は、幸いである、その人たちは神を見る。 9平和を実現する人々は、幸いである、その人たちは神の子と呼ばれる。 10義のために迫害される人々は、幸いである、天の国はその人たちのものである。 11わたしのためにののしられ、迫害され、身に覚えのないことであらゆる悪口を浴びせられるとき、あなたがたは幸いである。12喜びなさい。大いに喜びなさい。天には大きな報いがある。」

その男はあなただ。

サムエル下12・1-7a、10-17 その男はあなただ。 サムエル記 その日、12・1主はナタンをダビデのもとに遣わされた。ナタンは来て、次のように語った。 「二人の男がある町にいた。 一人は豊かで、一人は貧しかった。 2豊かな男は非常に多くの羊や牛を持っていた。 3貧しい男は自分で買った 一匹の雌の小羊のほかに 何一つ持っていなかった。 彼はその小羊を養い 小羊は彼のもとで育ち、 息子たちと一緒にいて 彼の皿から食べ、彼の椀から飲み 彼のふところで眠り、 彼にとっては娘のようだった。 4ある日、豊かな男に一人の客があった。 彼は訪れて来た旅人をもてなすのに 自分の羊や牛を惜しみ 貧しい男の小羊を取り上げて 自分の客に振る舞った。」 5ダビデはその男に激怒し、ナタンに言った。「主は生きておられる。そんなことをした男は死罪だ。6小羊の償いに四倍の価を払うべきだ。そんな無慈悲なことをしたのだから。」7ナタンはダビデに向かって言った。「その男はあなただ。10それゆえ、剣はとこしえにあなたの家から去らないであろう。あなたがわたしを侮り、ヘト人ウリヤの妻を奪って自分の妻としたからだ。11主はこう言われる。『見よ、わたしはあなたの家の者の中からあなたに対して悪を働く者を起こそう。あなたの目の前で妻たちを取り上げ、あなたの隣人に与える。彼はこの太陽の下であなたの妻たちと床を共にするであろう。12あなたは隠れて行ったが、わたしはこれを全イスラエルの前で、太陽の下で行う。』」 13ダビデはナタンに言った。「わたしは主に罪を犯した。」ナタンはダビデに言った。「その主があなたの罪を取り除かれる。あなたは死の罰を免れる。14しかし、このようなことをして主を甚だしく軽んじたのだから、生まれてくるあなたの子は必ず死ぬ。」15ナタンは自分の家に帰って行った。 主はウリヤの妻が産んだダビデの子を打たれ、その子は弱っていった。16ダビデはその子のために神に願い求め、断食した。彼は引きこもり、地面に横たわって夜を過ごした。17王家の長老たちはその傍らに立って、王を地面から起き上がらせようとしたが、ダビデはそれを望まず、彼らと共に食事をとろうともしなかった。 答唱詩編詩編51・12+13、14+15 あなたのいぶきを受けて、わたしは新しくなる。 詩編51 51・12神よ、わたしのうちに清い心を造り、 あなたのいぶきでわたしを強め、新たにしてください。 13わたしをあなたのもとから退けず、 聖なるいぶきをわたしから取り去らないでください。 14救いの喜びをわたしに返し、 あなたのいぶきを送って、喜び仕える心を支えてください。 15わたしはあなたへの道を教えよう、 罪びとがあなたのもとに帰るように。 福音朗読マルコ4・35-41 アレルヤ、アレルヤ。神はひとり子をお与えになるほど世を愛された、神を信じるすべての人が永遠のいのちを得るために。アレルヤ、アレルヤ。 マルコによる福音 4・35その日の夕方になって、イエスは、「向こう岸に渡ろう」と弟子たちに言われた。36そこで、弟子たちは群衆を後に残し、イエスを舟に乗せたまま漕ぎ出した。ほかの舟も一緒であった。37激しい突風が起こり、舟は波をかぶって、水浸しになるほどであった。38しかし、イエスは艫の方で枕をして眠っておられた。弟子たちはイエスを起こして、「先生、わたしたちがおぼれてもかまわないのですか」と言った。39イエスは起き上がって、風を叱り、湖に、「黙れ。静まれ」と言われた。すると、風はやみ、すっかり凪になった。40イエスは言われた。「なぜ怖がるのか。まだ信じないのか。」41弟子たちは非常に恐れて、「いったい、この方はどなたなのだろう。風や湖さえも従うではないか」と互いに言った。

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