見よ、主なる神が助けてくださる。

イザヤの預言 50・4主なる神は、弟子としての舌をわたしに与え 疲れた人を励ますように 言葉を呼び覚ましてくださる。 朝ごとにわたしの耳を呼び覚まし 弟子として聞き従うようにしてくださる。 5主なる神はわたしの耳を開かれた。 わたしは逆らわず、退かなかった。 6打とうとする者には背中をまかせ ひげを抜こうとする者には頬をまかせた。 顔を隠さずに、嘲りと唾を受けた。 7主なる神が助けてくださるから わたしはそれを嘲りとは思わない。 わたしは顔を硬い石のようにする。 わたしは知っている わたしが辱められることはない、と。 8わたしの正しさを認める方は近くいます。 誰がわたしと共に争ってくれるのかわれわれは共に立とう。 誰がわたしを訴えるのかわたしに向かって来るがよい。 9見よ、主なる神が助けてくださる。 誰がわたしを罪に定めえよう。 答唱詩編 詩編69・31+33、34+35 主は豊かなあがないに満ち、いつくしみ深い。 詩編69 69・31神の名をたたえてわたしはうたい、 感謝して神をあがめよう。 33苦しむ人はこれを見て喜べ。 神を求める人は心に喜びを受けよ。 34神は貧しい人々に耳を傾け、 捕らわれびとをないがしろにされない。 35天と地は神をたたえよ。 海とその中に生きるすべてのものも。 福音朗読 マタイ26・14-25 わたしたちの王である主よ、わたしたちの過ちをあわれんでくださったのはあなただけです。 マタイによる福音 26・14そのとき、十二人の一人で、イスカリオテのユダという者が、祭司長たちのところへ行き、15「あの男をあなたたちに引き渡せば、幾らくれますか」と言った。そこで、彼らは銀貨三十枚を支払うことにした。16そのときから、ユダはイエスを引き渡そうと、良い機会をねらっていた。 17除酵祭の第一日に、弟子たちがイエスのところに来て、「どこに、過越の食事をなさる用意をいたしましょうか」と言った。18イエスは言われた。「都のあの人のところに行ってこう言いなさい。『先生が、「わたしの時が近づいた。お宅で弟子たちと一緒に過越の食事をする」と言っています。』」19弟子たちは、イエスに命じられたとおりにして、過越の食事を準備した。20夕方になると、イエスは十二人と一緒に食事の席に着かれた。21一同が食事をしているとき、イエスは言われた。「はっきり言っておくが、あなたがたのうちの一人がわたしを裏切ろうとしている。」22弟子たちは非常に心を痛めて、「主よ、まさかわたしのことでは」と代わる代わる言い始めた。23イエスはお答えになった。「わたしと一緒に手で鉢に食べ物を浸した者が、わたしを裏切る。24人の子は、聖書に書いてあるとおりに、去って行く。だが、人の子を裏切るその者は不幸だ。生まれなかった方が、その者のためによかった。」25イエスを裏切ろうとしていたユダが口をはさんで、「先生、まさかわたしのことでは」と言うと、イエスは言われた。「それはあなたの言ったことだ。」

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