わたしはいらだって夜明けを待つ。

ヨブ記 ヨブは言った。 7・1この地上に生きる人間は兵役にあるようなもの。 傭兵のように日々を送らなければならない。 2奴隷のように日の暮れるのを待ち焦がれ 傭兵のように報酬を待ち望む。 3そうだ、わたしの嗣業はむなしく過ぎる月日。 労苦の夜々が定められた報酬。 4横たわればいつ起き上がれるのかと思い 夜の長さに倦み いらだって夜明けを待つ。 6わたしの一生は機の梭よりも速く 望みもないままに過ぎ去る。 7忘れないでください わたしの命は風にすぎないことを。 わたしの目は二度と幸いを見ないでしょう。 答唱詩編 詩編147・1+2、4+5、3+6 栄光は世界に及び、すべてを越えて神は偉大。 詩編147 147・1神をたたえ、賛美の歌をうたおう。 神をたたえることは、美しく正しい。 2神はエルサレムを建て直し、 その散らされた者を集められる。 4神は星の数を定め、 そのすべてに名をつけられる。 5わたしたちの主は力に満ちて偉大。 その知恵ははかり知れない。 3神は失意の人々を支え、 その傷をいやされる。 6へりくだる人を支え、 逆らう者を地に倒される。 第二朗読 ①コリント9・16-19、22-23 福音を告げ知らせないなら、わたしは不幸である。 使徒パウロのコリントの教会への手紙 皆さん、9・16わたしが福音を告げ知らせても、それはわたしの誇りにはなりません。そうせずにはいられないことだからです。福音を告げ知らせないなら、わたしは不幸なのです。17自分からそうしているなら、報酬を得るでしょう。しかし、強いられてするなら、それは、ゆだねられている務めなのです。18では、わたしの報酬とは何でしょうか。それは、福音を告げ知らせるときにそれを無報酬で伝え、福音を伝えるわたしが当然持っている権利を用いないということです。 19わたしは、だれに対しても自由な者ですが、すべての人の奴隷になりました。できるだけ多くの人を得るためです。22弱い人に対しては、弱い人のようになりました。弱い人を得るためです。すべての人に対してすべてのものになりました。何とかして何人かでも救うためです。23福音のためなら、わたしはどんなことでもします。それは、わたしが福音に共にあずかる者となるためです。 福音朗読 マルコ1・29-39 アレルヤ、アレルヤ。主は私たちの病を身に負い、わたしたちの苦しみを担ってくださる。アレルヤ、アレルヤ。 マルコによる福音 そのとき、イエスは会堂を出て、1・29シモンとアンデレの家に行った。ヤコブとヨハネも一緒であった。30シモンのしゅうとめが熱を出して寝ていたので、人々は早速、彼女のことをイエスに話した。31イエスがそばに行き、手を取って起こされると、熱は去り、彼女は一同をもてなした。32夕方になって日が沈むと、人々は、病人や悪霊に取りつかれた者を皆、イエスのもとに連れて来た。33町中の人が、戸口に集まった。34イエスは、いろいろな病気にかかっている大勢の人たちをいやし、また、多くの悪霊を追い出して、悪霊にものを言うことをお許しにならなかった。悪霊はイエスを知っていたからである。 35朝早くまだ暗いうちに、イエスは起きて、人里離れた所へ出て行き、そこで祈っておられた。36シモンとその仲間はイエスの後を追い、37見つけると、「みんなが捜しています」と言った。38イエスは言われた。「近くのほかの町や村へ行こう。そこでも、わたしは宣教する。そのためにわたしは出て来たのである。」39そして、ガリラヤ中の会堂に行き、宣教し、悪霊を追い出された。

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