死の陰の地に住む者の上に、光が輝いた。

イザヤ9・1-6 死の陰の地に住む者の上に、光が輝いた。 イザヤの預言 9・1闇の中を歩む民は、大いなる光を見 死の陰の地に住む者の上に、光が輝いた。 2あなたは深い喜びと大きな楽しみをお与えになり 人々は御前に喜び祝った。 刈り入れの時を祝うように 戦利品を分け合って楽しむように。 3彼らの負う軛、肩を打つ杖、虐げる者の鞭を あなたはミディアンの日のように折ってくださった。 4地を踏み鳴らした兵士の靴 血にまみれた軍服はことごとく 火に投げ込まれ、焼き尽くされた。 5ひとりのみどりごがわたしたちのために生まれた。 ひとりの男の子がわたしたちに与えられた。 権威が彼の肩にある。 その名は、「驚くべき指導者、力ある神永遠の父、 平和の君」と唱えられる。 6ダビデの王座とその王国に権威は増し 平和は絶えることがない。 王国は正義と恵みの業によって 今もそしてとこしえに、立てられ支えられる。 万軍の主の熱意がこれを成し遂げる。 またはエフェソ1・3-6、11-12 神は、わたしたちをキリストにおいて、祝福で満たしてくださいました。 使徒パウロのエフェソの教会への手紙 1・3わたしたちの主イエス・キリストの父である神は、ほめたたえられますように。神は、わたしたちをキリストにおいて、天のあらゆる霊的な祝福で満たしてくださいました。4天地創造の前に、神はわたしたちを愛して、御自分の前で聖なる者、汚れのない者にしようと、キリストにおいてお選びになりました。5イエス・キリストによって神の子にしようと、御心のままに前もってお定めになったのです。6神がその愛する御子によって与えてくださった輝かしい恵みを、わたしたちがたたえるためです。 11キリストにおいてわたしたちは、御心のままにすべてのことを行われる方の御計画によって前もって定められ、約束されたものの相続者とされました。12それは、以前からキリストに希望を置いていたわたしたちが、神の栄光をたたえるためです。 答唱詩編詩編98・1、2+3a 遠く地の果てまで、すべての者が神の救いを見た。 詩編98 98・1新しい歌を神にうたえ。 神は不思議なわざを行われた。 神の偉大な右の手、 そのとうとい腕は救いの力。 2神は救いを示し、 諸国の民に正義を現された。 3aいつくしみとまことをもって、 イスラエルに心を留められる。 福音朗読ヨハネ19・25-27 「見なさい。あなたの母です。」 ヨハネによる福音 そのとき、 19・25イエスの十字架のそばには、その母と母の姉妹、クロパの妻マリアとマグダラのマリアとが立っていた。26イエスは、母とそのそばにいる愛する弟子とを見て、母に、「婦人よ、御覧なさい。あなたの子です」と言われた。27それから弟子に言われた。「見なさい。あなたの母です。」そのときから、この弟子はイエスの母を自分の家に引き取った。

わたしは新しい天と新しい地を創造する。

イザヤ65・17-21 わたしは新しい天と新しい地を創造する。 イザヤの預言 主は言われる。 65・17見よ、わたしは新しい天と新しい地を創造する。 初めからのことを思い起こす者はない。 それはだれの心にも上ることはない。 18代々とこしえに喜び楽しみ、喜び躍れ。 わたしは創造する。 見よ、わたしはエルサレムを喜び躍るものとして その民を喜び楽しむものとして、創造する。 19わたしはエルサレムを喜びとし わたしの民を楽しみとする。 泣く声、叫ぶ声は、再びその中に響くことがない。 20そこには、もはや若死にする者も 年老いて長寿を満たさない者もなくなる。 百歳で死ぬ者は若者とされ 百歳に達しない者は呪われた者とされる。 21彼らは家を建てて住み ぶどうを植えてその実を食べる。 答唱詩編詩編30・2b+4、13 神はわたしを救われる。そのいつくしみをたたえよう。 詩編30 30・2b神よ、あなたはわたしを救い、 死の力が勝ち誇るのを許されない。 4神よ、あなたは死の国からわたしを引きあげ、 危ういいのちを助けてくださった。 13わたしの心はあなたをたたえ、 黙っていることがない。 神よ、わたしの神よ、 あなたをとこしえにたたえよう。 福音朗読ヨハネ4・43-54 生きるために悪ではなく善を求めなさい。主はあなたがたとともにおられる。 ヨハネによる福音 そのとき、イエスはサマリア4・43を出発して、ガリラヤへ行かれた。44イエスは自ら、「預言者は自分の故郷では敬われないものだ」とはっきり言われたことがある。45ガリラヤにお着きになると、ガリラヤの人たちはイエスを歓迎した。彼らも祭りに行ったので、そのときエルサレムでイエスがなさったことをすべて、見ていたからである。 46イエスは、再びガリラヤのカナに行かれた。そこは、前にイエスが水をぶどう酒に変えられた所である。さて、カファルナウムに王の役人がいて、その息子が病気であった。47この人は、イエスがユダヤからガリラヤに来られたと聞き、イエスのもとに行き、カファルナウムまで下って来て息子をいやしてくださるように頼んだ。息子が死にかかっていたからである。48イエスは役人に、「あなたがたは、しるしや不思議な業を見なければ、決して信じない」と言われた。49役人は、「主よ、子供が死なないうちに、おいでください」と言った。50イエスは言われた。「帰りなさい。あなたの息子は生きる。」その人は、イエスの言われた言葉を信じて帰って行った。51ところが、下って行く途中、僕たちが迎えに来て、その子が生きていることを告げた。52そこで、息子の病気が良くなった時刻を尋ねると、僕たちは、「きのうの午後一時に熱が下がりました」と言った。53それは、イエスが「あなたの息子は生きる」と言われたのと同じ時刻であることを、この父親は知った。そして、彼もその家族もこぞって信じた。54これは、イエスがユダヤからガリラヤに来てなされた、二回目のしるしである。

ダビデはイスラエルの王として油を注がれる。

サムエル上16・1b、6-7、10-13a ダビデはイスラエルの王として油を注がれる。 サムエル記 その日、主はサムエルに言われた。16・1b「角に油を満たして出かけなさい。あなたをベツレヘムのエッサイのもとに遣わそう。わたしはその息子たちの中に、王となるべき者を見いだした。」 6彼らがやって来ると、サムエルはエリアブに目を留め、彼こそ主の前に油を注がれる者だ、と思った。7しかし、主はサムエルに言われた。「容姿や背の高さに目を向けるな。わたしは彼を退ける。人間が見るようには見ない。人は目に映ることを見るが、主は心によって見る。」 10エッサイは七人の息子にサムエルの前を通らせたが、サムエルは彼に言った。「主はこれらの者をお選びにならない。」11サムエルはエッサイに尋ねた。「あなたの息子はこれだけですか。」「末の子が残っていますが、今、羊の番をしています」とエッサイが答えると、サムエルは言った。「人をやって、彼を連れて来させてください。その子がここに来ないうちは、食卓には着きません。」12エッサイは人をやって、その子を連れて来させた。彼は血色が良く、目は美しく、姿も立派であった。主は言われた。「立って彼に油を注ぎなさい。これがその人だ。」13サムエルは油の入った角を取り出し、兄弟たちの中で彼に油を注いだ。その日以来、主の霊が激しくダビデに降るようになった。 答唱詩編詩編23・2+3、5、6 主はわれらの牧者、わたしは乏しいことがない。 詩編23 23・2神はわたしを緑のまきばに伏させ、 いこいの水辺に伴われる。 3神はわたしを生き返らせ、 いつくしみによって正しい道にみちびかれる。 5あなたははむかう者の前で、 わたしのために会食をととのえ、 わたしの頭に油を注ぎ、 わたしの杯を満たされる。 6神の恵みといつくしみに 生涯伴われ、 わたしはとこしえに、 神の家に生きる。 第二朗読エフェソ5・8-14 死者の中から立ち上がれ。そうすれば、キリストはあなたを照らされる。 使徒パウロのエフェソの教会への手紙 皆さん、5・8あなたがたは、以前には暗闇でしたが、今は主に結ばれて、光となっています。光の子として歩みなさい。9ーー光から、あらゆる善意と正義と真実とが生じるのです。ーー10何が主に喜ばれるかを吟味しなさい。11実を結ばない暗闇の業に加わらないで、むしろ、それを明るみに出しなさい。12彼らがひそかに行っているのは、口にするのも恥ずかしいことなのです。13しかし、すべてのものは光にさらされて、明らかにされます。14明らかにされるものはみな、光となるのです。それで、こう言われています。 「眠りについている者、起きよ。 死者の中から立ち上がれ。 そうすれば、キリストはあなたを照らされる。」 福音朗読ヨハネ9・1-41 わたしは世の光。わたしに従う人はいのちの光をもっている。 ヨハネによる福音 そのとき、9・1イエスは通りすがりに、生まれつき目の見えない人を見かけられた。2弟子たちがイエスに尋ねた。「ラビ、この人が生まれつき目が見えないのは、だれが罪を犯したからですか。本人ですか。それとも、両親ですか。」3イエスはお答えになった。「本人が罪を犯したからでも、両親が罪を犯したからでもない。神の業がこの人に現れるためである。4わたしたちは、わたしをお遣わしになった方の業を、まだ日のあるうちに行わねばならない。だれも働くことのできない夜が来る。5わたしは、世にいる間、世の光である。」6こう言ってから、イエスは地面に唾をし、唾で土をこねてその人の目にお塗りになった。7そして、「シロアム[『遣わされた者』という意味]の池に行って洗いなさい」と言われた。そこで、彼は行って洗い、目が見えるようになって、帰って来た。8近所の人々や、彼が物乞いであったのを前に見ていた人々が、「これは、座って物乞いをしていた人ではないか」と言った。9「その人だ」と言う者もいれば、「いや違う。似ているだけだ」と言う者もいた。本人は、「わたしがそうなのです」と言った。10そこで人々が、「では、お前の目はどのようにして開いたのか」と言うと、11彼は答えた。「イエスという方が、土をこねてわたしの目に塗り、『シロアムに行って洗いなさい』と言われました。そこで、行って洗ったら、見えるようになったのです。」12人々が「その人はどこにいるのか」と言うと、彼は「知りません」と言った。 13人々は、前に盲人であった人をファリサイ派の人々のところへ連れて行った。14イエスが土をこねてその目を開けられたのは、安息日のことであった。15そこで、ファリサイ派の人々も、どうして見えるようになったのかと尋ねた。彼は言った。「あの方が、わたしの目にこねた土を塗りました。そして、わたしが洗うと、見えるようになったのです。」16ファリサイ派の人々の中には、「その人は、安息日を守らないから、神のもとから来た者ではない」と言う者もいれば、「どうして罪のある人間が、こんなしるしを行うことができるだろうか」と言う者もいた。こうして、彼らの間で意見が分かれた。17そこで、人々は盲人であった人に再び言った。「目を開けてくれたということだが、いったい、お前はあの人をどう思うのか。」彼は「あの方は預言者です」と言った。 18それでも、ユダヤ人たちはこの人について、盲人であったのに目が見えるようになったということを信じなかった。ついに、目が見えるようになった人の両親を呼び出して、19尋ねた。「この者はあなたたちの息子で、生まれつき目が見えなかったと言うのか。それが、どうして今は目が見えるのか。」20両親は答えて言った。「これがわたしどもの息子で、生まれつき目が見えなかったことは知っています。21しかし、どうして今、目が見えるようになったかは、分かりません。だれが目を開けてくれたのかも、わたしどもは分かりません。本人にお聞きください。もう大人ですから、自分のことは自分で話すでしょう。」22両親がこう言ったのは、ユダヤ人たちを恐れていたからである。ユダヤ人たちは既に、イエスをメシアであると公に言い表す者がいれば、会堂から追放すると決めていたのである。23両親が、「もう大人ですから、本人にお聞きください」と言ったのは、そのためである。 24さて、ユダヤ人たちは、盲人であった人をもう一度呼び出して言った。「神の前で正直に答えなさい。わたしたちは、あの者が罪ある人間だと知っているのだ。」25彼は答えた。「あの方が罪人かどうか、わたしには分かりません。ただ一つ知っているのは、目の見えなかったわたしが、今は見えるということです。」26すると、彼らは言った。「あの者はお前にどんなことをしたのか。お前の目をどうやって開けたのか。」27彼は答えた。「もうお話ししたのに、聞いてくださいませんでした。なぜまた、聞こうとなさるのですか。あなたがたもあの方の弟子になりたいのですか。」28そこで、彼らはののしって言った。「お前はあの者の弟子だが、我々はモーセの弟子だ。29我々は、神がモーセに語られたことは知っているが、あの者がどこから来たのかは知らない。」30彼は答えて言った。「あの方がどこから来られたか、あなたがたがご存じないとは、実に不思議です。あの方は、わたしの目を開けてくださったのに。31神は罪人の言うことはお聞きにならないと、わたしたちは承知しています。しかし、神をあがめ、その御心を行う人の言うことは、お聞きになります。32生まれつき目が見えなかった者の目を開けた人がいるということなど、これまで一度も聞いたことがありません。33あの方が神のもとから来られたのでなければ、何もおできにならなかったはずです。」34彼らは、「お前は全く罪の中に生まれたのに、我々に教えようというのか」と言い返し、彼を外に追い出した。 35イエスは彼が外に追い出されたことをお聞きになった。そして彼に出会うと、「あなたは人の子を信じるか」と言われた。36彼は答えて言った。「主よ、その方はどんな人ですか。その方を信じたいのですが。」37イエスは言われた。「あなたは、もうその人を見ている。あなたと話しているのが、その人だ。」38彼が、「主よ、信じます」と言って、ひざまずいた。39イエスは言われた。「わたしがこの世に来たのは、裁くためである。こうして、見えない者は見えるようになり、見える者は見えないようになる。」 40イエスと一緒に居合わせたファリサイ派の人々は、これらのことを聞いて、「我々も見えないということか」と言った。41イエスは言われた。「見えなかったのであれば、罪はなかったであろう。しかし、今、『見える』とあなたたちは言っている。だから、あなたたちの罪は残る。」

わたしの行う裁きは光のように現れる。

ホセア6・1-6 わたしの行う裁きは光のように現れる。 ホセアの預言 6・1「さあ、我々は主のもとに帰ろう。 主は我々を引き裂かれたが、いやし 我々を打たれたが、傷を包んでくださる。 2二日の後、主は我々を生かし 三日目に、立ち上がらせてくださる。 我々は御前に生きる。 3我々は主を知ろう。 主を知ることを追い求めよう。 主は曙の光のように必ず現れ 降り注ぐ雨のように 大地を潤す春雨のように我々を訪れてくださる。」 4エフライムよわたしはお前をどうしたらよいのか。 ユダよ、お前をどうしたらよいのか。 お前たちの愛は朝の霧すぐに消えうせる露のようだ。 5それゆえ、わたしは彼らを預言者たちによって切り倒し わたしの口の言葉をもって滅ぼす。 わたしの行う裁きは光のように現れる。 6わたしが喜ぶのは愛であっていけにえではなく 神を知ることであって焼き尽くす献げ物ではない。 答唱詩編詩編51・18+19、20+21 あなたのいぶきを受けて、わたしは新しくなる。 詩編51 51・18あなたはいけにえを望まれず、 はんさいをささげても喜ばれない。 19神よ、わたしのささげものは打ち砕かれた心。 あなたは悔い改める心を見捨てられない。 20み旨のままにシオンを恵みで潤し、 エルサレムの城壁を新たにしてください。 21その時、あなたは正しいささげものをみな喜ばれ、 わたしはあなたの祭壇で仕えるようになる。 福音朗読ルカ18・9-14 神に心を閉じてはならない。きょうこそ神のことばを聞こう。 ルカによる福音 そのとき、18・9自分は正しい人間だとうぬぼれて、他人を見下している人々に対しても、イエスは次のたとえを話された。10「二人の人が祈るために神殿に上った。一人はファリサイ派の人で、もう一人は徴税人だった。11ファリサイ派の人は立って、心の中でこのように祈った。『神様、わたしはほかの人たちのように、奪い取る者、不正な者、姦通を犯す者でなく、また、この徴税人のような者でもないことを感謝します。12わたしは週に二度断食し、全収入の十分の一を献げています。』13ところが、徴税人は遠くに立って、目を天に上げようともせず、胸を打ちながら言った。『神様、罪人のわたしを憐れんでください。』14言っておくが、義とされて家に帰ったのは、この人であって、あのファリサイ派の人ではない。だれでも高ぶる者は低くされ、へりくだる者は高められる。」

イスラエルよ、立ち帰れ、あなたの神、主のもとへ。

ホセア14・2-10 イスラエルよ、立ち帰れ、あなたの神、主のもとへ。 ホセアの預言 主は言われる。 14・2イスラエルよ、立ち帰れ あなたの神、主のもとへ。 あなたは咎につまずき、悪の中にいる。 3誓いの言葉を携え 主に立ち帰って言え。 「すべての悪を取り去り 恵みをお与えください。 この唇をもって誓ったことを果たします。 4アッシリアはわたしたちの救いではありません。 わたしたちはもはや軍馬に乗りません。 自分の手が造ったものを再びわたしたちの神とは呼びません。 親を失った者は あなたにこそ憐れみを見いだします。」 5わたしは背く彼らをいやし 喜んで彼らを愛する。 まことに、わたしの怒りは彼らを離れ去った。 6露のようにわたしはイスラエルに臨み 彼はゆりのように花咲き レバノンの杉のように根を張る。 7その若枝は広がり オリーブのように美しく レバノンの杉のように香る。 8その陰に宿る人々は再び 麦のように育ち ぶどうのように花咲く。 彼はレバノンのぶどう酒のようにたたえられる。 9ああエフライム なおも、わたしを偶像と比べるのか。 彼の求めにこたえ 彼を見守るのはわたしではないか。 わたしは命に満ちた糸杉。あなたは、わたしによって実を結ぶ。 10知恵ある者はこれらのことをわきまえよ。 わきまえある者はそれを悟れ。 主の道は正しい。 神に従う者はその道に歩み 神に背く者はその道につまずく。 答唱詩編詩編81・9+10、14+17 わたしが受けた神のことば。 詩編81 81・9「民よ、聞け、わたしの戒めを。 イスラエルよ、わたしのことばを守れ。 10おまえにほかの神があってはならない。 異国の神を拝んではならない。」 14「民がわたしのことばに従い、 イスラエルがわたしの道を歩むなら、 17わたしはイスラエルによい麦を与え、 岩から出るみつで喜ばせる。」 福音朗読マルコ12・28b-34 「神に立ち戻りなさい。神の国は来ている」と主は仰せになる。 マルコによる福音 そのとき、一人の律法学者が進み出てイエスに訪ねた。12・28b「あらゆる掟のうちで、どれが第一でしょうか。」29イエスはお答えになった。「第一の掟は、これである。『イスラエルよ、聞け、わたしたちの神である主は、唯一の主である。30心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くし、力を尽くして、あなたの神である主を愛しなさい。』31第二の掟は、これである。『隣人を自分のように愛しなさい。』この二つにまさる掟はほかにない。」32律法学者はイエスに言った。「先生、おっしゃるとおりです。『神は唯一である。ほかに神はない』とおっしゃったのは、本当です。33そして、『心を尽くし、知恵を尽くし、力を尽くして神を愛し、また隣人を自分のように愛する』ということは、どんな焼き尽くす献げ物やいけにえよりも優れています。」34イエスは律法学者が適切な答えをしたのを見て、「あなたは、神の国から遠くない」と言われた。もはや、あえて質問する者はなかった。

わたしの声に聞き従え。

エレミヤ7・23-28 わたしの声に聞き従え。 エレミヤの預言 主は言われる。7・23わたしは次のことをわたしの民に命じた。「わたしの声に聞き従え。そうすれば、わたしはあなたたちの神となり、あなたたちはわたしの民となる。わたしが命じる道にのみ歩むならば、あなたたちは幸いを得る。」24しかし、彼らは聞き従わず、耳を傾けず、彼らのかたくなで悪い心のたくらみに従って歩み、わたしに背を向け、顔を向けなかった。25お前たちの先祖がエジプトの地から出たその日から、今日に至るまで、わたしの僕である預言者らを、常に繰り返しお前たちに遣わした。26それでも、わたしに聞き従わず、耳を傾けず、かえって、うなじを固くし、先祖よりも悪い者となった。 27あなたが彼らにこれらすべての言葉を語っても、彼らはあなたに聞き従わず、呼びかけても答えないであろう。28それゆえあなたは彼らに言うがよい。「これは、その神、主の声に聞き従わず、懲らしめを受け入れず、その口から真実が失われ、断たれている民だ。」 答唱詩編詩編95・5+6、7+8 神に向かって喜びうたい、感謝の歌をささげよう。 詩編95 95・5海は神のもの、神に造られたもの。 陸も神のもの、神に形造られたもの。 6身を低くして伏し拝もう、 わたしたちを造られた神の前に。 7神は、わたしたちの神。 わたしたちは神の民、そのまきばの羊。 8きょう、神の声を聞くなら、 神に心を閉じてはならない。 福音朗読ルカ11・14-23 心からわたしに立ち戻りなさい。わたしはいつくしみと恵みにあふれる神。 ルカによる福音 そのとき、11・14イエスは悪霊を追い出しておられたが、それは口を利けなくする悪霊であった。悪霊が出て行くと、口の利けない人がものを言い始めたので、群衆は驚嘆した。15しかし、中には、「あの男は悪霊の頭ベルゼブルの力で悪霊を追い出している」と言う者や、16イエスを試そうとして、天からのしるしを求める者がいた。17しかし、イエスは彼らの心を見抜いて言われた。「内輪で争えば、どんな国でも荒れ果て、家は重なり合って倒れてしまう。18あなたたちは、わたしがベルゼブルの力で悪霊を追い出していると言うけれども、サタンが内輪もめすれば、どうしてその国は成り立って行くだろうか。19わたしがベルゼブルの力で悪霊を追い出すのなら、あなたたちの仲間は何の力で追い出すのか。だから、彼ら自身があなたたちを裁く者となる。20しかし、わたしが神の指で悪霊を追い出しているのであれば、神の国はあなたたちのところに来ているのだ。21強い人が武装して自分の屋敷を守っているときには、その持ち物は安全である。22しかし、もっと強い者が襲って来てこの人に勝つと、頼みの武具をすべて奪い取り、分捕り品を分配する。23わたしに味方しない者はわたしに敵対し、わたしと一緒に集めない者は散らしている。」

わたしが教える掟と法を忠実に行いなさい。

申命記4・1、5-9 わたしが教える掟と法を忠実に行いなさい。 申命記 モーセは民に言った。4・1イスラエルよ、今、わたしが教える掟と法を忠実に行いなさい。そうすればあなたたちは命を得、あなたたちの先祖の神、主が与えられる土地に入って、それを得ることができるであろう。 5見よ、わたしがわたしの神、主から命じられたとおり、あなたたちに掟と法を教えたのは、あなたたちがこれから入って行って得る土地でそれを行うためである。6あなたたちはそれを忠実に守りなさい。そうすれば、諸国の民にあなたたちの知恵と良識が示され、彼らがこれらすべての掟を聞くとき、「この大いなる国民は確かに知恵があり、賢明な民である」と言うであろう。7いつ呼び求めても、近くにおられる我々の神、主のような神を持つ大いなる国民がどこにあるだろうか。8またわたしが今日あなたたちに授けるこのすべての律法のように、正しい掟と法を持つ大いなる国民がどこにいるだろうか。 9ただひたすら注意してあなた自身に十分気をつけ、目で見たことを忘れず、生涯心から離すことなく、子や孫たちにも語り伝えなさい。 答唱詩編詩編147・12+13、20+12 主をたたえよう。主はいつくしみ深く、そのあわれみは永遠。 詩編147 147・12エルサレムよ、神をほめたたえよ。 シオンよ、神をたたえよ。 13神はおまえの門のかんぬきをかため、 その中に住む人を祝福される。 20神はほかの民にまだ示されず、 そのおきては知られていない。 12エルサレムよ、神をほめよ。 シオンよ、神をたたえよ。 福音朗読マタイ5・17-19 主よ、あなたのことばは霊であり、いのちです。あなたは永遠の命のことばをもっておられる。 マタイによる福音 そのとき、イエスは弟子たちに言われた。5・17「わたしが来たのは律法や預言者を廃止するためだ、と思ってはならない。廃止するためではなく、完成するためである。18はっきり言っておく。すべてのことが実現し、天地が消えうせるまで、律法の文字から一点一画も消え去ることはない。19だから、これらの最も小さな掟を一つでも破り、そうするようにと人に教える者は、天の国で最も小さい者と呼ばれる。しかし、それを守り、そうするように教える者は、天の国で大いなる者と呼ばれる。」

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